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2022/03/27 10:00


自宅から最寄り駅までの途中に
たくさんの河津桜が咲いていて
毎年ここの桜を見ると
娘を出産するために
病院へ向かった日のことを
思い出します。
ちょうど河津桜が咲き始めた頃でした。
そんな娘もつい先日高校を卒業し、
4月からは大学生に。
子供の成長ってほんと早いものですね。
嬉しくもあり、淋しくもあったり。

 

ふと桜の花言葉って何だろうと思い調べたら
「精神美」「純潔」だそう。
前回のブログでもミモザの花言葉は
「感謝」「思いやり」なんて
お話をしましたが、
今回はそんな花言葉に込められた
感動のお話を…

私の幼馴染の心友は動物愛に溢れたトリマー
ある時彼女が勤めていたペットショップが、
お店を閉めることになり
お店に残っていた引き取り手のない老犬を
何匹も引き取ることに。
と同じにこれを機に奮起し
自身のトリミングサロンを開業しました。

そんな彼女、野良猫の保護活動や
ボランティア活動にも骨身を惜しまず
活動しており、
そういった彼女の行動に
私は考えさせられることも多く
いつも感銘を受けています。

そんな職業柄と人柄でこれまで
何匹もの犬猫とのお別れを
経験しているのですが…

 

その日は突然やって来ました。
自宅兼店舗の周辺をテリトリーにしていた
野良猫のちーちゃん。
彼女の姿を見るとすぐに駆け寄ってきて
ずっと寄り添っているような
とても懐っこいかわいい子でした。

野良猫ではありましたが
夜は家の中に入ってきて
一緒に寝泊まりすることも。

 

そんなある日
彼女の家の前の大通りでちーちゃんは
突然交通事故で天国へと旅立ちました。

これまでも幾度と看取り
お別れを経験してきたとはいえ、
こんなにも突然で
これほどにも辛いお別れがあるとは…

彼女は言います。
「もし一度だけ過去に戻れるとしたら、
あの日ちーちゃんを外へは出さずに
ずっと傍にいる。」と。

ちーちゃんを荼毘に付し、
お庭のちーちゃんのいる所へ
ちーちゃんが淋しくないようにと、
なんとなく選んだ薄紫色をした
小さなかわいらしいシオンというお花を
一緒に生けました。

 

ふとその花の花言葉が気になり
調べてみると…

「あなたを忘れない」
「遠方にある人を思う」
「追憶」でした。

彼女は、きっと突然のお別れに
ちーちゃんが私に伝えたかった
天国からのメッセージだと
溢れだす涙が止まらなかったと
話していました。

 

命あるものにとって
人生とはとても儚く短いもの。
命の数だけ人生のドラマがある。
限られた命をどう全うできるのか、
寿命の長さでは決して測れない。

その話を聞いた時私は、
命の価値や尊さをまた一つ学んだ気がしました。

 

私も動物が大好きでそれぞれに保護した
3匹の愛猫と暮らしています。

救った命だったはずが
今ではその存在に私の方が救われているし、
日々幸せな苦労も絶えません。

猫にとって何が一番の幸せかはわかりませんが、
私を選んで来てくれた彼らには
少しでも幸せな「ニャン生」だったと
思ってもらえたらなと心から願っています。

 

 3匹の愛猫


私のおすすめの本

猫沢エミさんの「猫と生きる」

猫沢さんと共にパリへ渡った
一匹の猫の物語。
そしてその後の猫たちとの出会いと別れ
猫と共に生き物として成長していくお話。


クチーナ自由が丘店

田畑京子

〜店長田畑京子のプロフィール〜

アパレル経験は15年になりますでしょうか?
ご縁がありクチーナに入社致しました。
もちろんお洋服が大好き!
そして休日に愛車のビートルで
ドライブしながらのカフェ巡りや、
愛しき愛猫3匹と過ごすひとときが
私の何よりの幸せな時間です。


クチーナ自由が丘店では、
コロナウイルス対策をしっかり行い、
お客様が安心してお買い物を楽しんで頂けますよう
努めております。
ぜひ、お越しください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。