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2024/03/24 10:00

ケラリーノ・サンドロビッチ 「骨と軽蔑」

いつぶりのお芝居だろうか。。
そうだ!思い出した。
約3年前に娘と観たミュージカル
「ウエイトレス」
確かこのミュージカルを観て感化され
何か大きな決断をしたんだったっけ。。

大きな決断
だったはずなのに覚えていない(笑)

ま、それはそれである意味
幸せなことであり
その決断が結果
自分にとっての正解となっているから
なのだと思う。にしても私らしいが。

そうやって、いつも
何かの節目や思考を深めたくなると
ヒントや、背中を押してもらうために
映画やお芝居を観たくなる。

 

そんなタイミングでの「骨と軽蔑」だ。

とはいうものの、今回ばかりは
何と言ってもキャスティングの豪華さに
観賞意欲が掻き立てられたのは
言うまでもなく。

学生時代、周りの女の子たちが
男性アイドルグループに
夢中になったりしていても
まったく興味が持てなかった。

 

当たり前のように「推し」がいて
ワーキャーしていることが楽しそうで
うらやましくて、好きでもないのに
当時デビューしたてのSMAPの中居くん
(よくわからないのでとりあえず真ん中にいた)を
無理やり好きだと決めて
シングルCDを買った記憶がある。
当然長続きはしなかったが(笑)

 

そんな私が、初めて好きになった
芸能人が宮沢りえだった。

当時は彼女の行動は常に注目の的で
そのすべてがセンセーショナルかつ
いい意味でのスキャンダラスな存在だったと思う。
が故に、ショッキングな破局報道から
極端に露出は減り、
今では舞台、映画を中心に活躍を続けている。

そのおかげで、30年たった今
ようやく肉眼でお目にかかれる日が訪れた!

主役は宮沢りえ
そして、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子
水川あさみ、峯村リエ、小池栄子。

このキャスティングで
面白くないわけがない!

KERA氏の独特な世界観を
個性あふれる女優7人が
見事に演じ切っていた。

私の初めての憧れは
30年経っても色あせず
30年という年月の人生を生きてきた
彼女の生き様に、人としての魅力が
より一層深まって輝いて見えた。

そしてその存在を肉眼で
確認することができたこと
素晴らしい女優陣の演技を
目の当たりにできたことで
強いエネルギーを得ることができた。

映画もいいが、やっぱり舞台は
臨場感と緊張感がなんとも素晴らしい!

あと、私にとって今回初の
ケラリーノ・サンドロビッチ作品。
何ともいえないニッチでダークな
KERA氏の世界観。

なぜか後を引く感覚。
また観たい!次回作はなんだろう。。

※ちなみに、ケラリーノ・サンドロビッチは
日本人です(笑)

(日本の劇作家、演出家、映画監督、音楽家、俳優。本名は小林一三。)